そろばんの魅力
2023.03.01
みなさんは「そろばん」と聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか?
習い事の定番「そろばん」が、今再び注目されています。仕事に役立つとして学び直す大人もいるようです。スマホを開けば電卓機能がある時代に、なぜ注目されているのでしょうか?
そろばんの起源は4000年前のメソポタミア文明にあるとも言われ、16世紀の室町時代に日本に伝わり、江戸時代に商業の発達や寺子屋の隆盛と共に広がりました。現在、小学校3、4年生の算数の時間に習います。全国珠算教育連盟によると、世界では100か国以上でそろばんが学ばれています。
そろばんは目で見て、指先を使うことで、脳を活性化させ、記憶力、判断力、処理能力、忍耐力、創造力、集中力の6つの力を得ることができるそうです。
「情報を一時的に保存して処理するワーキングメモリーの訓練になり子どもはその能力を伸ばすことに、大人は維持することに役立つ」「筆算式暗算は数字を扱う左脳を主に使うが、そろばん式暗算は玉を思い浮かべるので右脳も同時に使う。イメージは文字より多くの情報を持ち、記憶もしやすいため、複雑な計算を素早くできるようになる」とあります。
このように人間の能力そのものを高めるツール「そろばん」を一日10分いや5分ずつでも学び直せたらなと思っています。