深大寺と蕎麦
2026.02.02
東京都調布市に位置する深大寺は約1300年の歴史を持ち、都内では浅草寺に次いで古いお寺です。
境内や参道は豊かな自然に囲まれ、隣接する神代植物公園とともに散策スポットとして親しまれています。
深大寺の名物として知られている食べ物が蕎麦です。境内へと続く道の左右には「深大寺蕎麦」ののぼりや看板を掲げた店が数多く立ち並んでいます。
さて、先日私が神代植物公園を訪れた際、ちょうど何らかのイベントがあったらしく、広場で深大寺のお坊さんが講話を行っていました。
深大寺蕎麦の話をしていたので、少し耳を傾けてみると、「深大寺では今も修行の一環として、境内の一角で蕎麦を栽培しているんです。」
へえ……と思いながら聞いていると、
「深大寺蕎麦を名乗るには、深大寺周辺で栽培された蕎麦を一定以上の割合で使用する必要があります。つまり、周辺のお店で今提供されている蕎麦の多くは、本来の意味での深大寺蕎麦とは言えないんです。」
え、そんなこと言ってしまっていいのか……これから食べる人もいるだろうに……と思いましたが、やはりお坊さんの話は興味深いものでした。
後から少し調べてみると、蕎麦の栽培に使用されていた農地の多くが神代植物公園の開園のために譲渡されたらしく、現在は深大寺蕎麦の復活を願う人々が公園内の一部のエリアで栽培を再開しているようです。
本来の深大寺蕎麦はどのような味の違いがあるのか、チャンスがあれば一度食べ比べてみたいですね。

















