エレベーターについて
2020.07.01
マンションやビルで利用されるエレベーター。
現代のエレベーターは扉にセンサーが付いて人を感知する機能や地震を感知して最寄り階に停止するなど、様々な安全装置が付いております。
エレベーターの歴史は古く、1889年に電動式エレベーターが発明され、高層ビルに設置されていきました。当初のエレベーターの扉は蛇腹式で、その開閉は手動で行わなくてはなりませんでした。
日本初のエレベーターは1890年(明治23年)東京浅草に竣工した凌雲閣に設置されました。同ビルは1923年の東京大震災で罹災し、解体されてしまいましたが、1911年(明治44年)に竣工した横浜にあるKN日本大通ビル(旧名 三井物産横浜ビル)では扉が手動式のエレベーターが現役で稼働中です。同ビルは築100年を超える建物であり、モダニズム建築華やかしころの面影が偲ばれます。